改竄・隠蔽された証拠

石元氏の裁判で検察・警察が捏造した証拠がある。本来裁判というものは事件に対して正しく公平な裁判を行うことが基本である。しかし、今回司法が石元氏に行った一連の裁判は、公平とは程遠いものであったと言う他ない。彼等が石元氏に対して取った言動は石元氏を最初から有罪に認定し、長期刑を下す為のものだったと思われる。でなければ、検察、警察の隠蔽・改竄行為などを行った理由が見つからない。

 

防犯カメラの映像

事件当日ロアビル付近に到着した石元氏が黒色のアルファードに乗車しようとしたところ、車内にいた百井氏から「見立君は前の車にいます」
と言われたため、ドアから離れ見立氏が乗車していたキャデラックの方に歩き出した。午前3時16分19秒頃から午前3時16分27秒までの約8秒間の出来事である。石元氏本人も百井氏も黒色アルファードに石元氏が乗ったという記憶は一切ない。しかし、六本木襲撃事件の捜査の結果、襲撃に使用された金属バットが黒色のアルファードの車内に積まれていた事が判明したことから、警察は石元氏を実行犯等との凶器準備集合罪及び傷害致死の共謀共同正犯として共犯関係を成立させるため、ロアビルの東側路上の防犯カメラの映像を解析後、まるで石元氏がアルファードに乗車し、車内の金属バットを目視した事を推認立証する事を根拠に映像の一部だけを画像化し、改竄した。
本件事件の第1審時では、既に編集されている防犯カメラの映像が流され、その映像は不可解なことに見立氏達が降車し、フラワー店内に向かった場面からスタートしていた為、争点の1つである石元氏のアルファードの乗車については曖昧なままに審理が続いた。その為、第1審終了後に鬼澤友直裁判長の呼びかけで行われた反省会(注:東京地裁では裁判員裁判の終了後、全件で裁判官、検察官、弁護人の出席による反省会が行われるとのことである)時に林、山田両裁判官から「編集のされていない映像がなかったので、裁判員達も分かりにくかったのですが」との発言が出たり、またそれに対して上保由樹検事が「それ(編集のされていない映像)がないんですよ」と返答している。そもそも防犯カメラの映像に関する証拠品を基に画像解析結果報告書を作成し、適切な決裁手続きがなされた後においては、当然原物となる証拠品は検察もしくは警察の管理下で保管されているものであって、これが隠滅されているとすればそれは絶対に許されるべき行為ではない。しかも石元氏は原判決で本件映像の全てが証拠として開示されないまま、編集ないし改竄した画像を証拠として提出され、その結果、原判決で石元氏がアルファードに乗車し、金属バットを目撃した事が推認され、判決に著しく影響を及ぼすこととなっている。

少なくてもアルファードに乗車する前後の画像が検察の証拠として提出されている以上、石元氏がアルファードに乗車したとするのであれば、当然その部分の映像ないし画像を提出すればそれで済む話ではないだろうか。状況から見て編集されていない映像が無いというのは考えにくく、石元氏はそれを主張し続けている。本来被告人の立場から物証を求めることは異例ではないだろうか。検察や警察がそこまでして証拠の映像を提出しようとしない理由は何か。石元氏がアルファードに乗っておらず、アルファードの車内の凶器を見たということが不自然な推測であるからとしか考えられない。

通話記録の改竄

一審の判決文を見ると分かると思うのだが、まるで石元氏が警察に自ら電話をして、捜査の撹乱及び隠蔽をしたかのように決定づけられているが、事実ではない。実際には麻布署の刑事から石元氏の携帯に電話をしたのである。これについては平成25年1月30日付けの「電話聴取結果報告書」にて麻布署の刑事が
認めている。つまり麻布署の刑事が捜査協力を求める為に石元氏に電話をし、着信履歴に気づいた石元氏が折り返したにすぎないのである。しかしながら警察が作成した通信データには石元氏から始めに連絡を入れているという改竄された通信データを基に裁判が行われている。その結果、石元氏が事件発生後、あたかも偽装工作を試み、さも関東連合と事件は無関係であるような偽りの情報を提供した趣旨の事実認定がされている。確かに通話の中で事件を隠そうと捉えられてしまう内容はあるものの、そもそも麻布署の刑事から着信がなければ、石元氏が麻布署の刑事との会話もなかったと考えられる。それ以上に問題なのは、ここまで物証があるにも関わらず、なぜ石元氏から電話をかけたかのように仕向けたのかということ。考えられる理由としては石元氏が偽装工作の為に電話を掛けたことにすることで、事件との関連性を強引にでも裏付け、組織犯罪としての役割を明確に担っていると認定するために他ならない。

検察が提出しない証拠の数々

(1)見立氏に挨拶をしに向かったという裏付け

石元氏は現場に向かったことを「見立君に挨拶しに行く為」と主張し、事件に加担しに行く為ではないと否定しているが、検察及び裁判官も石元氏が事件現場に向かったことを「事件に加担しに行った」と推認している。しかし、石元氏の取調べを担当した検事から見立氏に対して、ドア越しから挨拶をしている姿を捉えた防犯カメラの映像から抜き出した画像を石元氏自身は見せられている。もしも石元氏が事件に関与しにロアビル付近に向かっていたのであれば、そのまま車に乗り込んでから挨拶をするのが自然だろう。わざわざドア越しに挨拶をしていることは不自然な姿である。裁判でその画像が提出されていれば、石元氏の主張の裏付けにもなったのではないだろうか。なぜ検察はそれを提出しなかったのか、事件を紐解き、真実を追及することではなく、石元氏に対して有利になりかねない証拠を出すことで、石元氏の主張が通ってしまうことを恐れたからこそ、その写真を提出しなかったとしか思えない。

(2)小池氏を避けるために車内で見つからないようにしていたことの裏付け

小池氏に事件現場で存在を認識され、事件に巻き込まれることを恐れ、車内で身を潜めるようにしていたと主張している。これに関しては小池氏自身も裁判で石元氏の存在に気付いていたら、石元氏を関与させようという行動をしたかも知れないと認めている。つまり、石元氏は事前にそれを疑い、関与を避ける為に車内に身を潜めるようにしていたということは明白である。さらに言えば、それを裏付ける防犯カメラも残っている。石元氏が到着した後に國田氏が石元氏の乗車しているキャデラックに接近してきた時には、石元氏はわざわざドアウィンドウを開けて挨拶をしている。同じ先輩という立場の人間に対して、対応があまりにも違いすぎる。それはなぜか。石元氏は小池氏に見つからないようにしていた為であり、事件への関与を避ける為の防護策を取っていたということに他ならない。少なくても、検察は防犯カメラの映像でそれを確認しているはずである。この部分を考えても、石元氏の主張にある程度の裏付けがあることが分かるのではないだろうか。検察がわざわざ石元氏に有利となる証拠を提出する義務はない。しかし、事実を隠し、自らの主張を押し通そうとしているのは紛れもなく検察側であることだけは分かる。

高裁の不可解な証拠の棄却

高裁において石元氏サイドから、数多くの証拠の提出がされている。しかし、高裁はそれらの大半を証拠として採用しなかった。確かに証拠の中に石元氏が無罪であるという明確な「物証」はなかった。それはなぜか。石元氏の証言を裏付けることが出来る「物証」は存在しているものの、検察や警察が押収しているからである。防犯カメラの映像やタクシーのドライブレコーダーなど、検察が検察に有利な部分だけを証拠として提出したということは、裏を返せば証拠となりうる記録は検察が保有しているということである。これは1審から石元氏が裁判所及び検察にすべての証拠の開示を訴えている部分ではあるが、石元氏の主張は最後までスルーされている。被告側から防犯カメラの映像やドライブレコーダーを出して欲しいという訴えは聞いたことが無い。それらは本来、犯罪行為を行なったことを検察側が証明する「証拠」だからである。だが、その「物証」が石元氏の裁判では「一部」しか提出されないのか、そして石元氏が1審から「物証」の全ての開示を求めているのにも関わらず、それが叶わなかったのか。理由はひとつしかない。その検察が保有しているであろう「物証」に、検察の主張と異なる石元氏に対して有利になる証拠が存在しているからだろう。
高裁に提出した証拠の中にも、物証とまではいかないが、事件の真実が解明されるであろう証拠も存在している。

それがなぜ、どんな理由があって証拠として採用されなかったのかは疑問でならない。

 

國田氏の偽証の証明となる証拠

この両名は事件当日、見立氏、運転手と共に、キャデラックに乗車していた。その時の車中の言動が國田氏と石元氏では明らかに食い違っている。國田氏の証言をまとめるとこのようになる。

A.トラブルになって巻き込まれるのが嫌だった為、「ちょっとサンダルだし」というと、見立氏からスニーカーを渡された。

B.目立つTシャツを着ていた為、「目立つ格好をしているから俺行けないんじゃないか」などと理由をつけて断ろうとすると、後輩が「トランクに何かあるかもしれません」と言い、トランクからパーカーを持ってきた。それに対して余計なことを言うなと思ったが、見立氏に何か言われると思い、文句を言えなかった。

C.車内で石元氏に「なんでKと分かるの」と聞くと、「Kの目の前にいる奴が顔を見て、Kに間違いないと言っています」と石元氏が言っていた。それから見立氏と石元氏との会話の流れで店内に向かうことになっていった。

上記を見ると、國田氏は事件への関与に極めて消極的であり、あくまで巻き込まれてしまったという立場に見える。それに石元氏がKに間違いないと話した為に、店内へいくきっかけになっているともとれる。しかし、同乗していた石元氏や運転手の証言とは明らかに食い違っている。

A.について

(運転手)「スニーカーを履き替えている姿は見ていない。隣で履き替えていれば覚えている」

(石元氏)「後部座席の見立氏から助手席の國田氏へスニーカーが渡されれば、記憶に残るはずだが、

      そんな事実はなかったと思う」

B.について

(運転手)「國田氏から”何か羽織るものないか”と言われ、トランクに自分の上着が入っていた為

      ”(トランクに)上着入ってますよ”と伝えた」

C.について

(運転手)「國田氏と石元氏の会話の中でKに間違いないとかいう話はしていなかった」

(石元氏)「そもそも百井に頼まれて、店内に人物を確認しにいった奴さえ店内が暗く、Kかどうか

      分からないと言っているのに、それを何の根拠も無く、”Kに間違いない”と話す理由も

      なければ、メリットもない」

見て分かるとおり、証言にかなり食い違いがある。しかし、石元氏が”Kに間違いない”と言っていたという証言には疑問を感じてしまう。石元氏自身も事件なるようなことに関わりたくないと思っており、その後、それを見立氏に伝えているということを考えると、わざわざ店内に誘導するような発言をするとは考えにくい。その部分を裁判所は”先輩を焚き付けた”、”影で操っていた黒幕”という様に1審では都合良く解釈していたが、國田氏の証言にはその部分でもまた矛盾を感じざるを得ない。

(弁護士)「あなたの検察官への供述の中では、見立さんがフラワーの中に行くと決めたとき、

      石元がとまどった様子を見せましたというくだりがありますよね。」

(國田氏)「はい」

(弁護士)「これは、事実なんですかね」

(國田氏)「はい」

(弁護士)「具体的には、どういう態度を示したんですかね」

(國田氏)「多分、中に行くっていうふうになると思ってなかったのかなっていうふうな感じでした」

(弁護士)「それで、具体的に、石元は見立さんが中に行くと言った後に、どういうふうに

      言ったんですかね」

(國田氏)「中に行くんですかっていうことを確認していたと思います。ちょっと焦っていたかな、

      っていうようには思いました」

というやりとりが裁判であったのだが、この時点で國田氏の証言から見る石元氏の行動に一貫性がない。自ら店内に誘導するような発言をしながら、実際に店内に向かうことになり、焦ってしまっている。あきらかに違和感を感じざるを得ない。國田氏の車内の供述だけを見ると、石元氏の”Kに間違いない”という発言をきっかけに店内に向かうことになったと思われても仕方がなく、その後起こってしまった事件のきっかけだと判断されてしまうだろう。そう考えると、かなり事件の重要なポイントだというのが分かる。しかし、車内での石元氏の発言に対して、石元氏本人及び運転手は否定している。國田氏が虚偽の証言をするメリット、石元氏や運転手が虚偽の証言するメリット、どちらも存在しているのもまた事実である。

結論から言うと、虚偽の証言をしていたのは國田氏だった。その理由は、國田氏自身の裁判で百井氏が 証人出廷し、自分が不利となる証言をしたことによる報復であった。逮捕される前から見立氏周辺と國田氏は意見が分かれており、その結果、罪のなすりつけ合いの様になり、それに石元氏も巻き込まれてしまったということだ。國田氏が石元氏も見立氏と共謀し、自分を陥れようとしているという勘違いから、 石元氏に対しても、石元氏が不利になる虚偽の証言をしたということだった。         つまり、高裁の時点で、國田氏が虚偽の証言をし、それにより石元氏が事実と異なる判断をされているという裏付けである。見立氏がいない以上、石元氏もしくは國田氏からの虚偽の証言を認める内容はかなり重要な証拠ではないか。國田氏の同級生が國田氏から面会で聞いたことであり、それを上申書として高裁に提出してくれたらしい。間接的ではあるが、國田氏の発言であって、極めて信憑性の高いものである。もしもその信憑性に疑問を感じるのであれば、高裁で國田氏を証人出廷させ、その事実を問えばいい。

これに対して、高裁が出した結論は「却下」である。石元氏にとっては検察の”石元は共犯者”という部分も否定出来る大きな材料だというのは勿論のこと、裁判で偽証を行なったということや事件の真相解明という部分を考えても「却下」していいものではないはずだ。先にも述べたとおり、このくだりは見立氏がいない以上、極めて慎重に判断しなければいけない部分である。一体高裁はなぜ「却下」したのか。理由は全く不明であり、とても不可解な判断である。

提出された上申書(國田氏の虚偽の裏付け)

上記の改竄・隠蔽された事実がなければ石元氏を傷害致死の共謀共同正犯として認定し、有罪にすることはかなり難しくなるだろう。つまり、どんな手段を使ってでも起訴をして有罪にすることが警察・検察の目的であったことは間違いない。

他にも有罪に仕向けられたと思われることはいくらでもある。
その他の不可解な点は「有罪への筋書き」で説明したいと思う。